アルザスの聖ニコラウスの日:12月6日のお祭り

サンタクロースよりずっと前から、聖ニコラウス(サン・ニコラ)がいました。アルザスでは、12月6日はいまも子どもたちが楽しみにしている日です。朝に食べるマネレの味を忘れられない大人たちにとっても同じです。

12月初めにこの地域を訪れるなら、この伝統について知っておきたいことと、滞在中の楽しみ方をご紹介します。


聖ニコラウスとは?

聖ニコラウスは、4世紀に小アジアのミラで司教を務めた人物で、子どもの守護聖人とされています。ストラスブール市によると、ライン川流域とアルザスでは11世紀から崇敬されてきたことが確認されています。

ロレーヌ地方、フランス北部、ベルギー、オランダでもお祝いされます。ロレーヌではこの地方の守護聖人でもあり、サン・ニコラ・ド・ポールのバシリカ聖堂には聖人の聖遺物が納められています。

お祭りは12月6日、またはそれに最も近い週末に行われます。祝日ではありません。2026年の12月6日は日曜日です。


12月6日の伝統

玄関の前に靴を

前の晩、子どもたちは玄関のそばに靴を置き、聖人とロバのためにちょっとした贈り物を添えることもあります。翌朝、靴はチョコレート、みかん、マネレでいっぱいになっています。

そりではなくロバ

聖ニコラウスはトナカイのそりでは旅をしません。贈り物を運ぶ、あるいは聖人が乗っているロバと一緒にやって来ます。

怖い存在、ハンス・トラップ

聖ニコラウスはひとりではありません。アルザスでハンス・トラップ(Hans Trapp)と呼ばれる、黒ずくめの人物が一緒です(ほかの地域では「ペール・フエタール」)。獣の毛皮をまとい、袋と鎖を持ち、いい子にしていなかった子どもを叱る役目です。15世紀に実在した領主、ハンス・フォン・トロータがモデルだといわれています。

知っておきたいこと 小さなお子さまにとって、ハンス・トラップは本当に怖いかもしれません。最後には全員がお菓子をもらえるので、安心させてあげてください。


マネレ:12月6日のブリオッシュ

マネレ(mannala、manala とも呼ばれ、「小さな人」という意味)は、人の形をしたブリオッシュで、プレーンのものとチョコチップ入りのものがあります。朝食やおやつに、ホットチョコレートと一緒にいただきます。

ストラスブール市によると、この小さな人形は、聖ニコラウスが肉屋の塩漬け樽から救ったとされる3人の子どもを表しています。アルザスの子どもたちがよく知っている伝説です。

かつて聖ニコラウスの日の贈り物は、主に果物、ナッツ、パン・デピスでした。いまは、みかん、チョコレート、パン・デピスが定番です。

12月初めには、アルザスのパン屋さんでマネレが見つかります。この季節のほかのお菓子については、記事「アルザスのクリスマスグルメガイド」をご覧ください。


滞在中に聖ニコラウスに会えるのはどこ?

聖ニコラウスはアルザスの多くの町や村を訪れます。多くは12月6日に最も近い週末で、ちょうちん行列、歌、お菓子の配布などが行われます。

2026年のプログラムはまだ発表されていません。参考までに、2025年は「ストラスブール、クリスマスの首都」の公式プログラムで、12月6日に「聖ニコラウスの村(Village du Saint Nicolas)」が告知されていました。11月末に noel.strasbourg.eu や各村の観光案内所のサイトをご確認ください。


2026年の聖ニコラウスの週末:おすすめのアイデア

2026年12月5日・6日の週末は、クリスマスマーケットのシーズン真っ最中です。ご家族でのお出かけにぴったりです。

  • リボヴィレの中世クリスマスマーケット:2026年12月5日・6日と12日・13日の2週末のみ(土曜日10:00〜19:00、日曜日10:00〜18:00)。
  • カイゼルスベルク:金・土・日曜日に営業し、12月4日〜6日の週末も含まれます(10:00〜20:00)。
  • ストラスブール:11月27日(金)にマーケットが開幕します。週末は最も混み合いますのでご注意ください。
  • コルマール:2026年11月23日から12月29日まで毎日営業しています。

バンで巡る1日の例:朝にストラスブールを出発し、カイゼルスベルク、午後はリボヴィレへ、夜にホテルへ戻ります。駐車場を探すことなく村々を楽しめます。「ワイン街道のクリスマスの村」と「アルザスのクリスマスマーケット」のガイドもご覧ください。

知っておきたいこと メルセデスのバンは最大8名まで乗車でき、おじいさま・おばあさまとお子さまが一緒のご家族にも便利です。ベビーカーがある場合は、ご予約時にお知らせください。運転手はフランス語、英語、アラビア語を話します(日本語には対応していませんが、英語でのやり取りが可能です)。


お出かけの準備

聖ニコラウスの週末にマーケットへ出かけるなら、あるいは村々を巡る1日なら:

よくある質問

2026年の聖ニコラウスの日はいつですか?

2026年12月6日(日)です。お祭りは、多くの場合この日か最も近い週末に行われます。

聖ニコラウスの日はアルザスの祝日ですか?

いいえ。広く親しまれている伝統行事ですが、祝日ではありません。

マネレとは何ですか?

12月6日前後に食べる、人の形をした小さなブリオッシュです。プレーンのものとチョコチップ入りのものがあります。

ハンス・トラップとは誰ですか?

アルザスで聖ニコラウスに付き従う黒ずくめの人物で、ペール・フエタールにあたります。いい子にしていなかった子どもを叱ります。

2026年、ストラスブールで聖ニコラウスに会えるのはどこですか?

2026年のプログラムはまだ発表されていません。11月末に noel.strasbourg.eu をご確認ください。

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